納めの式と骨揚げ
納めの式は炉の前で行い、骨揚げは二人一組になって行います。
納めの式を行う
火葬場に到着し、係員に火葬許可証を渡したら、棺を霊柩車から降ろして炉の前に安置します。
炉の前には祭壇用の小机があります。
そこに持ってきた位牌と遺影を飾ります。
その他の燭台、生花、供物、香炉などは火葬場で用意してくれます。
用意した祭壇の前で「納めの式」を行います。
僧侶の読経、焼香の後、喪主、遺族、近親者などが故人と血縁の深い順に焼香、合掌、礼拝します。
納めの式が終わると、棺は炉に納められます。
火葬を待つ問、遺族は控え室で僧侶と同行者をもてなします。
火葬場の控室で
火葬を待つ間の控え室では、世話役や近親者が同行者に茶菓などでお清めとしての接待を行います。
遺族は静かに座って待ち、必要以上に動き回る必要はありませんが、故人の供養にもなるので、思い出話などには応じましょう。
「本日はお忙しいでしょうに、おつきあいくださいまして、ありがとうございます。父も喜んでいることと思います」
「あいにくの寒さでしたのに、ご夫婦そろってありがとうございます。どうぞ最後のお別れをしてやってください」
「どうぞご遠慮なくお召し上がりください。母の生前の話などお聞かせ願えますか」
などと、軽くお酌がてら、お礼を言いましょう。
分骨するときは
分骨したいときは、分骨用の骨壷や錦袋を用意してもらうため、前もって葬儀社に伝えておきます。
分骨するお骨は骨揚げのときに火葬場の係員が分けてくれます。
分骨は、菩提寺が遠いので近くの墓にも納めたい場合や、菩提寺の墓だけでなく、宗派の総本山に納めるときなどに行います。
骨揚げは二人一組で
火葬のすんだお骨を骨壷に納めることを「骨揚げ」といいます。「収骨」「拾骨」「骨拾い」ともいいます。
骨揚げは炉の前で行います。
拾い上げる順序は喪主、遺族、近親者、友人と、故人と関係の深い順に行います。
竹の箸を使って二人一組になり、それぞれが箸を持ち、ひとつのお骨をいっしょにはさんで骨壷に納めます。
一組でひとつを納めたところで、次の人に箸を渡し、次の人も同様にお骨を拾います。
足の骨からはじめて、腕、背骨といった具合に上半身の方へ向かって拾っていきます。
いちばん最後にのど仏(第二頚骨)を故人ともっともつながりの深い遺族二人が拾って納めます。
のど仏は、仏が坐った姿に似ており、仏様がここに宿っていると考えられ、重要視されているからです。
こうして足のほうから順次納め、頭骨とのど仏をのせると、ちょうど骨壷の中で、生きている時の姿と同じ形になるのです。
骨揚げが終わると、火葬場の係員が骨壷を白木の箱に入れ、白布で包んでくれます。
このとき箱のなかに「埋葬許可証」をいっしょに入れてくれます。
この許可証は納骨の際に必要となります。
納めの式とは?
納めの式の意味を辞典で調べました。
http://kotobank.jp/word/%E7%B4%8D%E3%82%81%E3%81%AE%E5%BC%8F